結婚するときや同棲生活を始めるときに避けては通れないお金の話。
家計の管理をどのようにするか、「ルール決め」で悩むカップルは多いのではないでしょうか。
本記事では、共働き夫婦におすすめのお金の管理方法「半別財布」をご紹介します。
- 自分のお金は自由に使いたいからお小遣い制は嫌だ
- 細かい家計管理は苦手だけどちゃんと貯金はしたい
- 夫婦間で不公平のないルールにしたい
このように考えている方には非常におすすめの管理方法ですので、ぜひ最後までご覧ください。
私たちれおあな夫婦も「半別財布」を採用しています!管理がしやすくてとてもオススメです!
半別財布とは?
「半別財布」とは、お互いが一定額出し合って共同財布に入れ、生活費(家賃・光熱費・食費・日用品)などを支払う方法です。
共同財布に入れるお金以外は個人の資産とし、それぞれが自由に使うことができます。
この「半別財布」では夫婦の収入を「共同財布」「夫の財布」「妻の財布」の3つの財布で管理することになります。
夫の財布は夫、妻の財布が妻が管理し、共同財布は夫婦どちらかもしくは夫婦ふたりで管理します。
半別財布の運用方法
具体的な「半別財布」の運用方法について、我が家のお金の流れを例にご紹介します。
- 収入は夫の方が少しだけ多いが、それほど差はない
- 支払いはほどんどキャッシュレス(クレジットカード中心)
我が家では、「共同口座」「夫口座」「妻口座」の3つの銀行口座を用意し、それぞれにクレジットカードを紐づけています。「共同口座」に紐つけているクレジットカードは「家族カード」も作成し、夫婦両方が使用できるようにしています。
それぞれ「夫口座」「妻口座」に給料が振り込まれたら給料のうち10万ずつを、銀行の毎月定期振込サービスを利用して「共同口座」へ振込しています。ボーナスは手取りの50%(半分)を「共同口座」へ入れています。
毎月「共同財布」に入る20万円のうち、支払いは主に家賃・共益費・食費・日用品などの生活費で、総額10万円以内に収まるようにしています。残りの10万円は夫婦の貯金です。
※家賃は会社から一部補助があるため月4万円となっています。
旅行などの娯楽費は「共同口座」に入れたボーナスから支払います。
それぞれの個人の財布である「夫財布」「妻財布」からは、主に携帯代や美容院代、趣味の費用を支払っています。すべては使わずにそれぞれ貯金もするようにしています。
私たちはこの方法で年間300万以上貯金できています!
(夫婦財布200万+夫財布50万+妻財布50万)
半別財布のメリット
「半別財布」での家計管理を運用してみて感じた半別財布のメリットを4つ紹介します。
- 家計管理がしやすい
- ムダ遣いをせずに貯金ができる
- 夫婦間で不公平が生じない
- それぞれのお金は自由に使える
家計管理がしやすい
引き落とし口座(紐つけているクレジットカード)は1つのため、どの料金がどの口座から引き落とされるか不明確になることがなく、管理がとても簡単です。
また、生活費(家賃・共益費・食費・日用品)はすべて夫婦の「共同財布」からの支出になるため、毎月の生活費がいくらかかっているのか分かりやすいです。
クレジットカードのポイントも溜まりやすいです!
生活費のムダ遣いがなくなる
夫婦の生活費は「共同口座」で管理し、「月に10万円以内に収める」と決めているので、自然とお金が溜まります。
「共同口座」=「夫婦のお金」なので、パートナーに内緒で好き勝手に使用はできず、余計な買い物をすることもなくなりました。
クレジットカード明細をこまめにチェックし、使いすぎを抑制するのがポイントです!
夫婦間で不公平が生じない
夫婦の生活費は「共同財布」から支払っており、家賃は夫、食費は妻・・・のように項目別で分けていないので、食費や光熱費の金額に変動があっても夫婦間で不公平が生じないです。
また、収入額の増減があったとしても、それぞれが「共同財布」に入れる金額を変えれば良いだけなので、調整がしやすいです。
「共同口座」に入れるお金は、お互いが納得できる金額にしましょう!
それぞれのお金は自由に使える
それぞれの「夫財布」「妻財布」に残るお金それぞれの「夫財布」「妻財布」に残るお金は、使うも貯めるも投資で増やすも自由のため窮屈さを感じにくいです。
お小遣い制のように使う金額を縛られることもないので、ストレスフリーです。
使い道は自由ですが、「支出」と「貯金」のバランスは大事です!
半別財布のデメリット
メリットがたくさんある一方で1つだけデメリットもありますので、ご紹介します。
それぞれの貯金が分かりづらい
それぞれのお金を自由に使えるのが「半別財布」の良いところではありますが、一方で個人で管理するからこそ「お互いの貯金額は分かりづらい」です。
お金の使い道をお互いに干渉する必要はありませんが、貯金額がいくらなのかは定期的に確認し合うことをオススメします。
まとめ:共働き夫婦には「半別財布」がおすすめ
以上、お互いが一定額を共同財布に入れてやりくりする「半別財布」についてご紹介しました。
「半別財布」は収入に応じてそれぞれの負担金額を柔軟に決めることができ、お互いに自由費も確保できるので、共働きの夫婦にはとてもオススメのお金の管理方法です。
共働き夫婦でお金の管理で悩んでいる方はぜひ、「共同財布」「夫財布」「妻財布」の3つの財布でお金を管理してみてはいかがでしょうか?